皆さん、こんにちは!
「博物館実習って何をするの?」「怖い・辛いって本当?」「服装はどうしたらいい?」「志望動機はどう書けばいい?」――。
これから実習に行く学生にとって、不安や疑問は尽きません。
私も大学4年生として博物館実習に参加する前は、ネットで「怖い」「辛い」といった体験談を見て不安でした。
そこで今回は、熊本県天草市の天草キリシタン館で実習した体験談をもとに、実際にやることや準備について紹介します。
博物館実習とは?期間や内容、受け入れ先選びのポイント
「博物館実習」という言葉を初めて聞く方もいるかもしれません。学芸員資格の取得を目指す大学生にとって、これは必須のプログラムのこと。
目的
博物館の運営や学芸員の仕事内容を実際に体験し、
専門知識と実践的なスキルを習得すること。
期間

一般的には5日間が主流ですが、受け入れ先の博物館によっては数週間に及ぶこともあります。
私の場合は6日間でした!
内容
資料整理、展示補助、来館者対応、ワークショップ企画、バックヤードの見学など、多岐にわたる。
実習先によって内容は大きく異なりますが、今回の私のように地域活動に密着したプログラムは珍しいかもしれません。
受け入れ先
国立博物館から動物園、水族館まで様々。
自分の興味のある分野、例えば美術史、考古学、民俗学など、専門としたい内容に合わせて選ぶのがおすすめ。
事前の情報収集をしっかり行い、自分が何を学びたいのかを明確にしておくことが、実りの多い実習に繋がります。
博物館実習は「怖い・辛い」って本当?
ネットの声では「厳しい」「辛い」という感想も見られます。
実際に体験してみると――
「怖い」というより「緊張感のある学びの場」という印象でした。
終わってみると「辛い」よりも「充実した経験だった」と感じています。
博物館実習の服装について
服装は「清潔感+動きやすさ」が基本です。

「来館者に不快感を与えない」ことを第一に考えると安心です。
実習でのガイドラインと注意点
実習初日に指導員の方から以下のような説明がありました。

ガイドラインを守れば問題なく過ごせます。
メモ帳と筆記用具は必ず持参しましょう。
志望動機はどう書く?
博物館実習の申請時に必要な志望動機。
ポイントは「学びたいこと」と「自分の経験」を結びつけることです。
例えば、
私の場合は、農業を学んでいる立場から
「地域の歴史や生活文化を深く知りたい」という思いを書きました。
事前情報

博物館実習と聞くと、「ひたすら資料整理…?」「バックヤードで埃まみれ…?」なんてイメージを持つ方もいるかもしれません。実際、私もそう思っていました。でも、私の実習は、想像をはるかに超えるエキサイティングな6日間だったんです!舞台は、熊本県天草市にある、とある素敵な博物館。それでは、私の珍道中、いざスタート!
実際に何をするの?

「どんな資料に出会えるんだろう?」「どんな学芸員さんがいるんだろう?」そんな期待を胸に、熊本県天草市の地に降り立ちました。
宿泊先は、おばあちゃんの家!大学からは「車通勤NG」と言われていたので、毎日おじいちゃんおばあちゃんが、愛情たっぷりのお弁当と一緒に送り迎えしてくれました。感謝しかない…!
1日目 オリエンテーション
オリエンテーションで明かされた、衝撃のカリキュラム!
初日、ドキドキしながら博物館へ。
私を迎え入れてくれたのは、なんと館長!そして手渡された6日間の日程表を見て、私は思わず二度見しました。
「えっ…移動?地域巡り…?」
通常の博物館実習とは一線を画す、その地域密着型のカリキュラムに、正直驚きを隠せませんでした。館内をサクッと案内してもらい、天草の歴史や文化について教えてもらいましたが、この日はウォーミングアップ。明日からの移動三昧の日々に、早くも胸が高鳴ります!
2日目 世界遺産の裏側
〜博物館実習 地域連携の重要性〜
2日目は、隣接する博物館の見学からスタート。趣の異なる展示に触れ、新たな発見の連続でした。
そして、この日のハイライトは、世界遺産にも登録されている「崎津集落」への訪問!

美しい景観の裏側には、世界遺産登録に至るまでの住民の方々の並々ならぬ努力や葛藤があったことを知りました。資料を読むだけでは決して分からない、生の声に触れることができ、博物館実習 地域連携の奥深さを改めて実感しました。
3日目 まさかの展示制作!
ChatGPT&Canvaが救世主!?〜博物館実習 展示の裏側〜
この日は、なんと「展示制作」に挑戦!与えられた資料について解説文を書き、実際に展示を行うという、本格的なミッションです。

正直、「私にできるかな…」と不安でしたが、現代の文明の利器「ChatGPT」と「Canva」を駆使した結果、これが大成功!サクサクと解説文を書き上げ、デザインもバッチリ決まり、想像以上の完成度に大満足。未来の学芸員の卵として、博物館実習 展示の難しさと面白さを実感した一日でした。
4日目 和気あいあいワークショップ会議!
〜博物館実習 学びと学芸員との交流〜
4日目は、私の大学のOBの方にお話を聞きに行きました。
その方は代々続く庄屋さんで、ご自宅には貴重な歴史資料が山ほど!まるでタイムカプセルのような空間で、昔の暮らしや資料の面白さについて、たくさんの貴重なお話を伺うことができました。
午後は、秋に開催されるワークショップのアイデア出し会議に参加!
女性のパートさんがとても優しく、和やかな雰囲気の中で意見を出し合うことができました。和紙を使ったランタン作りなど、色々なアイデアが飛び交い、私も童心に帰ったように楽しんでしまいました。
学芸員の方との交流を通じて、博物館って、ただ資料を展示するだけじゃないんだなぁと、改めて感じた瞬間でした。
5日目 〜博物館実習 体験の貴重さ〜
民俗資料の宝庫と、天草の伝統文化に触れる!
実習もいよいよ終盤!
この日は、民俗資料を保管している「宝物庫」のような場所へ連れて行ってもらいました。膨大な資料の山に圧倒されつつ、一つ一つの資料が語る物語に耳を傾ける時間は、まさに至福でした。
そして、午後は天草の伝統文化「陶器の絵付け」を体験!
天草は陶器で有名なだけあって、絵付け体験も本格的。無心になって筆を動かす時間は、日頃の忙しさを忘れさせてくれる、とても贅沢なひとときでした。
窯元の方との交流もでき、天草での生活や仕事について様々なお話を聞くことができ、心温まる一日となりました。
6日目 〜博物館実習 レポート作成と総括〜
感動のフィナーレ、そして新たな一歩!
あっという間の6日間。
最終日は、これまでの学びをまとめる博物館実習 レポート作成と、実習総括です。
博物館の奥深さ、地域との繋がり、そして人との出会い…この6日間で得たものは、私の想像をはるかに超えるものでした。
博物館実習は、単なる知識を学ぶ場ではなく、五感を使い、様々な人と触れ合い、そして自分自身の視点を見つめ直す、貴重な経験。午前中には解散となりましたが、私の心の中には、たくさんの思い出と学びが詰まっていました。
✅ 博物館実習を考えているあなたへ!
〜博物館実習 大学生に伝えたいこと〜
この博物館実習を通して、私は「博物館」という場所が、過去と現在、そして未来を繋ぐ、生き生きとした場所であることを実感しました。
博物館実習 大学生の皆さんに伝えたいのは、
事前の準備と情報収集をしっかり行い、そして何よりも「楽しむ」気持ちを持って臨むこと。分からないことは積極的に質問し、様々な人との交流を大切にしてください。
きっと、一生忘れられない貴重な経験ができますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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