【体験談】現役大学生が語る!教員免許取得のリアルと両立のコツ

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大学で教員免許を目指すのは本当に大変?理科・農業の免許を同時取得中の現役大学生が、授業の内容・メリット・デメリット・実際のスケジュールまでリアルに解説します!

教員免許の取得は「大変だけど得るものが大きい」

大学生活で教員免許を取得するのは想像以上にハードです。
ですがその分、人前で話す力・協調性・教育への理解など、将来の就職や人生に役立つスキルを数多く身につけることができます。

教職課程は「学び方」そのものが実践的

教職課程では、ただ知識を詰め込むだけでなく、実際に教える・考える・伝える力を育てる授業が多いのが特徴。
模擬授業やグループワークなど、座学とは違う「体験型の学び」が多く、自然と実践力が鍛えられます。

教員免許取得のメリットデメリット

実際に教職の授業を取ると、どんなメリットとデメリットがあるのかを
実体験を通してお伝えします。

メリット

就職活動でアピールできる
 教員を目指さなくても、「教員免許を持っている=責任感と努力を示す資格」として評価されます。

コミュニケーション力がアップ
 グループワークや発表が多く、初対面の人と話すのが得意になります。

人前で話すのが怖くなくなる
 模擬授業を通して、自然とプレゼン力がつきます。

教育・心理の知識が日常でも役立つ
 「人の話の聞き方」や「子どもとの接し方」など、将来の子育てにも応用できます

デメリット

授業数が多すぎる!
 通常授業+教職課程のため、1日6限まで授業があるのが当たり前。

単位が卒業要件にカウントされない
 頑張っても教職の単位は別扱いで、卒業までの負担が増えます。

課題地獄&費用負担
 通常課題+教職課題+実験レポート。さらに、教職課程の追加費用として数十万円を支払う必要があります。

また、教育実習も教職を受けようか迷うpointだと思います。
私が実際に教育実習へ参加した際の体験談は以下の記事から↓

メリットまとめ

教員免許取得を目指す際、通常の大学の授業とは異なり、より実践的な内容を学ぶ機会が多いことが大きなメリットです。例えば、グループワークやディスカッションが頻繁に行われ、様々な人とのかかわりを通じて協調性やコミュニケーション能力が磨かれます。

さらに、教職課程では、模擬授業があり、クラス全体の前で自分の伝えたいことを教えるため、プレゼンテーション能力が大幅に向上します。最初は緊張しますが、回数を重ねるごとに自然と自信が付き、人前で話すことが苦にならなくなりました。

デメリットまとめ

教職課程を履修することで、通常の授業に加えて教職関連の授業が増えるため、授業のコマ数が多くなりがちです。私の場合、6限まで授業がある日が当たり前になり、時間的な負担が大きです。さらに、課題が多く、常に時間に追われる感覚があります。特にフル単(単位をすべて取得すること)を目指すと、4年生になっても授業が残る場合があり、卒業までの負担が長引くことがあります。

教職の実際の授業ってどんな感じ?

実際の雰囲気を紹介!

🗣️ 模擬授業で「伝える力」を鍛える

約30人を生徒役に見立てて、実際に授業を行う模擬授業があります。
学習指導案を作成し、自分の言葉で教える練習を重ねることで、人前で話すスキルと構成力が大幅にアップしました。

👥 グループワークで「協働力」を学ぶ

他学科の学生と意見を出し合う授業も多く、教員としての考え方や価値観を広げることができます。
ただ聞くだけの講義とは違い、自分で考え・発言する積極性が求められます。

理科の教員を目指す場合

教職の授業では、中高で行う実験を改めて学び直します。
中和滴定やDNA抽出などを実際に行い、毎回レポートを提出。
そのため、授業数・課題量ともにかなり多く、忙しさはトップクラス。

もし「とりあえず免許がほしい」と考えているなら、
理科+農業の両方よりも、1科目に絞る方が現実的です。

農業の教員を目指す場合

農業科は、理論よりも実践中心の学びが多いのが特徴。
特に農業高校での教育実習では、生徒が手を動かしながら学ぶ場面が多く、教える側も教えやすいです。

🧑‍🌾 農業高校出身の私から見ると、
「理論中心の理科」より「実習の多い農業」の方が教えやすく、やりがいを感じます。

リアルな時間割を公開!

ハードスケジュールの現実

私の2年次(前期・後期)の時間割は以下の通りでした。

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
1限選択必修科目必修【実習】
2限選択科目教職選択科目
3限選択科目選択科目
4限必修科目選択科目
5限教職【理科】教職教職学芸員
6限教職【理科】教職

空きコマもほとんどなく、課題や模擬授業準備で毎日が戦いです。

授業数が多い場合、空きコマがないと気が持たないため、私は空きコマを入れてなるべく入れています。
この表を見ると意外と大変そうではないですが、毎回課題があったり、模擬授業の準備等授業時間外での作業も多く、本当にしんどかったです。

よくある質問Q&A

教員免許取得を目指す大学生のリアルな疑問に回答!

Q1. 途中でやめたらどうなりますか?

A. 教職課程を途中でやめても、大学卒業には支障ありません。
 ただし、すでに納付した課程費用は返金されない場合が多く、私の大学でも同様でした。
 「教員になるか迷っている」段階であれば、1年の前期に一般教養科目を中心に履修して、様子を見てから登録するのがおすすめです。

Q2. 教職課程を取りながらアルバイトはできますか?

A. 正直かなり大変です。
 授業数が多く、課題や模擬授業の準備に追われるため、平日はほぼ時間が取れません。
 ただ、家が近くにある人や、一人暮らしの友達は夜バイトをしていたりしました。
 「週1〜2回・シフト融通がきく職種」を選ぶのがコツです。

Q3. 教員免許は就活でどんなふうに活かせますか?

A. 教員免許は、「教える力」「責任感」「コミュニケーション力」を証明する資格として高く評価されます。
 実際に私の周囲でも、一般企業の面接で話のネタとして使えたという声が多いです。
 教育職に進まなくても、自己PRの武器になりますよ。

Q4. 教職課程を取ると、普通の大学生活は送れませんか?

A. 「遊ぶ時間がゼロ」というほどではありませんが、計画的に動かないとすぐ詰みます。
 特にテスト期間や実習前は課題が集中するので、友達との予定を事前に調整する習慣をつけると良いです。
 慣れてくると、効率的に勉強と遊びの両立ができるようになります。

Q5. 農業と理科、どちらの免許がおすすめですか?

A. 時間的・費用的な負担を考えると、農業1本に絞る方が現実的です
 理科は実験とレポート提出が多く、授業数も倍近くあります。
 「まずは教育の現場を経験してみたい」という方なら、農業科や技術科から挑戦するのがおすすめです。

まとめ

教員免許取得は「大変」だけど「一生の財産」

教職課程は本当に大変ですが、
それ以上に「人としての成長」を感じられる時間でもあります。

  • 人前で話す自信がつく
  • 協調性・責任感が身につく
  • 教育への理解が深まる
  • 就職でも強みになる

「時間的にも精神的にもキツいけど、やってよかった」と心から思える経験です。
これから教職課程を考えている方は、覚悟とやる気を持って挑戦してみてください!

✉️ ご質問・相談などは、TwitterのDMまたはお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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