【2025年最新版】学芸員になるには？資格・大学・実習内容まで徹底解説！

「学芸員になりたいけど、資格って本当に必要？」「どんな授業を受けるの？」「大学はどこを選べばいいの？」
そんな疑問を持っている方に向けて、実際に学芸員課程を履修している私がリアルな体験をもとに解説します。
授業の内容から、実習、資格取得の流れまで“これを読めば全部わかる”記事です。

学芸員になるには資格が必要！

結論から言うと、学芸員になるには、「学芸員資格」が必要です。
大学や短期大学で学芸員課程のある学部に所属し、指定科目の単位を取得することで資格が得られます。

社会人でも、通信制大学で履修して取得することが可能です。
学芸員資格を取得できる大学は、東京大学・京都大学・早稲田大学など全国に多数あります（後述）。

履修と実習が必要！
私の大学では、通常の授業に加えて追加料金を支払うと、学芸員課程の授業を履修することができるようになっています。

注意点として4年生になると、自分で選んだ博物館や水族館、動物園などへ5日間実習を行います。
人気の実習先は早めに埋まるので、行きたい施設を早めにリサーチしておくのがおススメです。

実際の授業は座学が基本で、展示の構成や資料の管理方法、見せ方の工夫などを学びます。グループで展示企画を発表したり、博物館の経営について考えたりと、意外と実践的な内容も多いです。

例えば、私の時間割では、

教職課程と両立しているので忙しい時期もありますが、どの授業も刺激的で辞めたいと思うことはありません。

学芸員資格は「すぐに就職できる資格」ではありませんが、文化・教育・観光など幅広い分野で活かせる知識が身に付くのが大きな魅力です。

実施に学芸員が行っている仕事は、想像以上に多岐にわたります。

展示の企画と準備
テーマを決め、資料を集め、キャプション（解説文）を作成します。
展示レイアウトを考えることも重要な仕事です。
資料の収集・保存・展示
展示されているのはほんの一部。
収蔵庫で多くの資料を管理・調査し、学術報告書をまとめることもあります。
教育・普及活動
子ども向けのワークショップや学校との関連、SNSでの発信などを通して、博物館を身近に感じてもらう活動を行います。
その他の裏方仕事
寄贈品の受け入れと管理
展示物の保険・輸送手続き
予算管理や報告書の作成
などなど、博物館をスムーズに運営するための事務作業もたくさんあります。